4/27 イザヤ書59章 「神と我らを隔てるもの」

 自分の願いが叶わない時、世界の辛く酷い現実を見て「主の手が短い、耳が鈍い」と神を批判したり、回りが悪い、誰が悪いと責任を押し付けるのは簡単。根本的なところに目を向ける必要があります。今も昔も世界は平和を求めても闇しか見えず、手探りしても見つかりません。それはみ心に背き続けた我らの罪の結果なのです。争いの原因は自分達の経済拡大や領土拡大です。宗教戦争と言われることがありますが、世界の多くの地域では同じ部族は同じ宗教で、部族が差別されて争いが始まり、その戦いに宗教が精神的支柱となるので宗教戦争のように見えます。争いの世界を変えるのは平和へと取り成す存在。主の恵みの御業に心開く者、罪を悔いる者へ主は来られます。

<日本バプテスト連盟加盟教会・伝道所等を覚えての祈り> 日本バプテスト連盟 東北バプテスト連合。昨日は北海道地方連合でしたが、この連合は東北にある日本バプテスト連盟に加盟する15教会で構成されています。特に東日本大震災を経験した地域であり、「東日本大震災現地支援委員会」の活動が委ねられていますし、日本バプテスト連盟の諸教会では引き続き支援募金を行なっております。日本では現在、原子力発電所の60年を超えての運用や再稼働のことが話し合われていますが、もう一度、原発のメルトダウンがあれば日本は致命的な影響を受けることになります。今だ、福島原発の課題をクリアできていないのに、どうしてそのようなことを考えるのでしょうか。日本の政治の愚かさが今も続いております。祈りの課題は以下です。①新たな諸教会との交わりのために。②具体的な相互支援の発動のために。③継続的な被災地支援のために。会長・小田 衛(大富教会牧師)

2023年04月24日