4/24 ヨハネ福音書8章1-11節 「あなたはどこに立つのか」

 この箇所ほど人間の醜さと美しさが描かれた場所はないと思います。当時、不倫は「石打の刑(リンチ)」にされますが、現場を押さえない限り、難しいものです。女だけが捕らえられたのは男が逃げたか、女へに対する策略があったと想定されます。「醜さ、罪深さ」は自分達こそ女性を裁く権利があると思い、石を投げようと息巻く人間の姿。「美しさ」はイエスが語った「罪のない者が石を投げよ」との言葉を自分の心を映す鏡とし、自らの罪を知り、年長者から順に立ち去った姿。そして主も女に赦しを与え、新たな人生を歩むことへ招くのです。主は「赦すこと」しか人間に許していません。ある人が「赦し」だけではだめだ、「裁き」を語らなくてはと主張しました。多分その人は「自分は人を裁いてよい人間」と神のごとく思っているのでしょう。

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2023年04月24日