4/2 「受難週の日々の聖句」(週報巻頭言より)

▲本日から「受難週」です。イエスさまの受難週の歩みを覚え、聖書を読むガイドです。
▲日曜日…棕櫚(しゅろ)の日曜日。(パームサンデー、Palm Sunday)イエス・キリストがロバの子に乗ってエルサレムに入城し、多くの人々がイエスを新たな指導者として棕櫚の葉や自分の服を道に敷き、歓声をもって迎えた。(マタイ21:1-11、マルコ11:1-11、ルカ19:29-40、ヨハネ12:12-19)*聖書箇所は参考で、いずれかの福音書を読めばよいです。
▲月曜日…宮きよめの月曜。主イエスは神殿の境内で、神殿と結託し、犠牲の動物を高価で販売したり、献金用コインに両替する者たちを追い出した。「わたしの家は祈りの家と呼ばれるべきである」。(マタイ21:12-17、マルコ11:15-19、ルカ19:45-48)
▲火曜日…論争の火曜。様々なしるしと奇蹟を行い、神の真理と愛を伝え、エルサレムの荒廃ぶりを嘆かれた。(マタイ21:18-19、23:37-39、マルコ11:12-14、ルカ13:34-35)
▲水曜日…ベタニアでナルドの香油をマリアから注がれる。主イエスはその行為を心からの献げものとし、また、葬りの備えと表現しました。その強い香りは凄惨な十字架上でも漂ったことでしょう。(マタイ26:6-13、マルコ14:3-9、ヨハネ12:1-8)
▲木曜日…主の晩餐。イスラエルは陰暦なので日没から金曜になります。イエスは弟子たちの足を洗い、最後の晩餐を行います。その後、オリーブ山のゲッセマネで祈っている時に逮捕される。エルサレム神殿議会での裁判では死刑、ローマ政府による裁判でピラトはイエスに罪を見出しませんが、人々が「イエスを十字架につけよ」と叫び、群衆の反乱を恐れてイエス死刑を決めました。(マタイ26:17-75、マルコ14:12-72、ルカ22:7-63)
▲金曜日…受難日。朝から自ら十字架を背負いゴルゴタの丘へ向かい、そしてはりつけにされる。15時にイエス死亡。死が確認され、十字架から降ろされ、ヨセフ議員の墓に入れられる。(マタイ27:1-61、マルコ15:1-47、ルカ22:66-23:56、ヨハネ18:28-19:38)
▲土曜日…沈黙の日。イエスの死体が盗まれないように番兵が見守る。主イエスはこの日、死の世界を歩まれ、墓の住民となりました。(マタイ27:62-66)
▲日曜日…復活。早朝、イエスの墓に行った女性たちが天使からイエスが復活したことを聞く。主イエスはエマオ途上の弟子に伴い、他の弟子達や女性たちににはその傷き、なお復活した姿を示した。(献)

2023年04月02日