3/30 ルカ福音書23章66-23章5節 「ポンテオ・ピラト」

 ピラト(=ポンテオ・ピラト)はローマ帝国がパレスチナに駐在させていた行政長官で「総督」とも呼ばれ、西暦26~36年までこの地位にありました。通常はカイザリヤで生活していましたが、「祭り」で人々が集まるので警備のためエルサレムに来ていました。ピラトは時に神殿内にローマの神々と偶像を刻んだ盾を持ち込む等ユダヤ人とはかなり反目していました。しかし、ユダヤ人議会には死刑(=合法的殺人)権がないため、神殿側はイエス殺害のためにピラトの力を必要としたのです。連行されたイエスはピラトの目には力ある人間には見えなかったし、ユダヤ人が殺そうとしているなら、逆にそれを邪魔することを考え、簡単には神殿側の言いなりにはなりません。今日はM・Mさんのお誕生日おめでとうございます!

<日本バプテスト連盟加盟教会・伝道所等を覚えての祈り> 日本バプテスト連盟「女性牧師・主事の会」。日本バプテスト連盟に加盟する教会・伝道所の女性牧師・主事の集まりです。かつては女性牧師はあまりいませんでしたし、風潮としても「牧師は男性」という感じでした。また何も役職があるわけでもないのに、牧師の妻に対し「牧師夫人」ということで様々なこと(例えば後片付けとか、牧師に直接言いにくいことの代弁者)を依頼したり、人の都合に応じて「牧師夫人はこれをしなさい」「牧師夫人はこれをしてはならない」など勝手な思いを押し付けられることが、牧師の妻に精神的、肉体的負担を与えてきました。話を戻して、牧師は男性でなければならないということはありませんし、能力の差は性差ではなく、それぞれ個人の違いです。現在、女性牧師も増えてきましたが、きちんとお迎えする体制が整うことが重要ですね。ただし、男性でも女性でも基本は主イエスと教会に心から真剣に仕える思いと日々の努力、謙遜なしには牧師は務まりません。祈りの課題は以下です。①献身者の性差の現実にめけず、励まし合う場となる。②四月からの新体制のために。世話人代表・武林 真智子(4月~、相浦教会牧師)。

2023年03月25日