3/15 詩編118編 「人が捨てたものに価値があった」
17~18節は驚きの言葉。「この人」は「(わたしは)死ぬことなく生き長らえ」、「死に渡されなかった」。それを喜び祝うことが「主の御業の日(主が造られた日)」と呼ばれます。さらに主の御業として「家を建てる者の退けた石が隅の親石となった」のは建築家が「こんな石は役に立たない」と捨てた石が、逆に家の基礎・水準となる「親石」になるのです。つまりこの詩編はイエス・キリストのことを示したメシア預言の一つとして読むことができます。人間が「捨てた者」「捨てられたような者」が世界を創る基準となるとの言葉は何と深い意味があることか。社会で捨てられた存在に目を向けること、そのことに気づく世界は新たな歴史を歩むことができます。
<日本バプテスト連盟加盟教会・伝道所等を覚えての祈り> 日本バプテストシオン山教会。福岡県北九州市小倉北区下到津2-15-21にあります。名前は「しおんざん」といいます。西南女学院大学・短大・中高等のすぐ近くに教会はあり、学生や職員が教会のメンバーにはいらっしゃると思います。「下到津」は遊園地もあったりしました。また、私の母方の祖父が近くで「日本基督教団北九州復興教会」の牧師をしておりましたので、なんとなく近い存在だなぁと思っておりました。北九州市には西南女学院を卒業された方々も多いと思います。人生のさまざまな時、ぜひこの教会を訪ねてみてください。祈りの課題は以下です。①牧師辞任に伴う牧師招聘のために。②教会創立百周年を受けて新たな教会形成・宣教使命のために。牧師・伊藤 光雄