3/14 イザヤ書5章51-55節 「心込め、丹精に育てたのに」
「ぶどう」や「ぶどう畑」は食用飲用で用いられ、枝葉の拡がりから「吉祥」「繁栄」のシンボルなのはユダヤも日本も同じ。聖書でも神につながり、繁栄するイメージが多いです。この歌で肥沃な場所で丹精に育てたぶどうが象徴するのは神の民、ユダヤの姿です。「わたし」は神であり、「ぶどうの管理者」はユダヤ指導者。準備をしたのに、「酸っぱいぶどう」しか実らなかったのは、神の愛する民がその期待に応えず、良きものを生まなかったことへの批判です。心込めて大事に育てたにも関わらず、裏切られた親の心や叫びが記されているのです。それらに神の裁きが下るとありますが、聖書全体を通して知るのは、そのような罪深い者にも注がれる神の愛と恵みなのです。
<日本バプテスト連盟加盟教会・伝道所等を覚えての祈り> 企救バプテスト教会。福岡県北九州市小倉南区徳力6-10-6にあります。企救は「きく」と読み、確か、モノレールの駅も近かったように思います。Facebookでは毎週の礼拝の様子がアップされています。この教会の原田牧師は38年前位から存じ上げております。互いに学生だったのですが、彼はピラミッドの前で撮った写真などを見せてくださいました。とにかく、旧約聖書にも詳しく、西南学院大学神学部や九州バプテスト神学校でもヘブライ語等を教えています。そして音楽を愛し、CDの数はものすごく、また絵本もたくさん読んでおられ、絵本から聖書の話へと導くことのできる方です。少し先輩ですが、ムーミンのようなご様子は健在です。ぜひこの教会に行ってください。2012年に新しい教会堂もできております。祈りの課題は以下です。①新年度の歩みの備え(予算総会3月、定期総会4月)。②これまでの恵みを感謝しつつ、これからの教会。牧師・原田 義也