3/9 ルカ福音書21章20-24節 「エルサレム神殿の崩壊」
エルサレム神殿は紀元66年から反ローマの人々が籠城し、70年4月14日にローマ軍が攻撃開始、8月に火がつけられ月末に完全に倒壊しました。焼け残った神殿の壁の一部が、現代ユダヤ人にとっても聖地とされる「嘆きの壁」。ユダヤの人々は各地へ離散します苦難は続きます。今日の主イエスの言葉はこの状況を預言したものと考えられます。ただ主イエスはその前兆を見たならば「山に逃げよ」「地方から都に入るな」と語り、戦うのではなく、身の安全を守ることを教えています。「神の怒り」とありますが、それが主イエスの考えとは受け入れ難いものです。この頃、ローマ各地ではパウロ等によりキリスト教会が設立されています。どうして人間は暴力を止めないのでしょうか。戦争で多くの文化財的な建物やそれに付属する様々な芸術品が簡単に破壊されていくのは本当に悲しいですね。戦争は人も、文化も、繋がりも、未来も、すべて奪います。今日はM・AさんとT・Cさんのお誕生日おめでとうございます。
<日本バプテスト連盟加盟教会・伝道所等を覚えての祈り> 八幡バプテスト教会。福岡県北九州市八幡西区岡田町2-14にあります。黒崎駅から徒歩7~8分位で着くと思います。一昨年くらいに久しぶりに黒崎を歩いたのです。昔はデパートが複数あって、銀天街というアーケードの道があるのですが、デパートはなくなり、アーケードはシャッターが閉まっていました。八幡教会は建物が独特で、ある意味、遺産になるようなものですが、実際の使い方には問題がないのでしょうか。とはいえ、まだ北九州は70万人位が住む都市なので、八幡教会にも多くの方々が集うことをお祈りしています。祈りの課題は以下です。①伝道のために。②災害被災地の復興のために。③福島の原発事故の収束のために。牧師・久保田 理