3/7 ルカ福音書9章51-55節 「逆らわれても暴力的解決をしない」

 ここでは主イエス一行はガリラヤ地方にいて、そこからエルサレムに行くことを考えたのでしょう。サマリアを通るのが近道でありますが、ユダヤ人とサマリア人の間は犬猿の仲で、互いに非難し合う関係。主イエスは「善きサマリア人のたとえ」のように敵対視や、差別的な考えはありませんが、サマリア人から見れば同じユダヤ人である理由で入村や宿泊を断られます。その態度に怒った弟子の二人は「こんな村、焼き払いましょう」と提案しますが、当然主イエスは戒めます。それ以前に同50節に、主イエスが「逆らわない者は味方」という言葉がありますが、「逆らわれても」怒るのではなく、背後にある歴史も覚えつつ、互いに理解し合う道を教えたのかもしれません。

<日本バプテスト連盟加盟教会・伝道所等を覚えての祈り> 日本バプテスト枝光キリスト教会。福岡県北九州市八幡東区白川町10-36にあります。1959年の開設で、この時代は北九州市は鉄鋼等工業の町としてとても盛んでした。でも、産業が衰退した今は、なんとなく元気がありませんね。この教会の岩﨑牧師は「カルト宗教」に造詣が深く、もし、怪しい宗教に誘われたりしたら相談したらよいと思います。通常のキリスト教会は、強制的な入会や献金等行われず、教会運営も民主的に行なわれています。祈りの課題は以下です。①教会関係者の信仰と健康を覚えて。②主の平和が訪れますように。③カルト宗教被害者を覚えて。牧師・岩崎 一宏

2023年03月04日