3/2 ルカ福音書12章22-34節 「生きることに疲れる時」
2月18日の箇所が再び登場です。「何を食べようか、何を着ようか」との言葉は、溢れる冷蔵庫の中から夕食の献立に悩み、クローゼットにある沢山の服から選ぶという「選択」の問題ではありません。2千年前、今日の糧を得られるか否かとの現実、寒くなり着るものが不足している苦難の言葉であり、日々を生きることに困難を覚えている状況。そして、現代でもなお、食べることができない方々や着るものに窮している人々がいることを覚えなければなりません。そのような不足を数える現実の中で主の助けと支えを求めること。今は物資が豊かな時代ですが、心悩み、生きることに疲れている人がいます。「神の国」、それは神があなたに伴われる希望の世界であるゆえ、主を求めよう。
<日本バプテスト連盟加盟教会・伝道所等を覚えての祈り> 飯塚バプテスト教会。福岡県飯塚市西町6番45号にあります。飯塚は「筑豊」地域で、かつては八幡製鉄所で使う石炭の採掘で潤っていた時代があります。屑の石炭が積み重ねられた「ボタ山」という黒い山がいくつもありました。しかし、日本の産業変化と共に筑豊は人が減少しました。かつての「ボタ山」にはいつのまにか植物が育ち、「緑の山」になっているという話を聞いたことがあります。「筑豊の子どもたち」という写真集をいつも思い起します。教会では月に一度、子ども絵画教室が行なわれているようです。祈りの課題は以下です。①主にある平和が早く訪れるように。②クリスマスに受浸した人の成長。③教会の総合的なプランの具体化。牧師・高屋 澄夫、高屋 和子