2/14 使徒言行録4章32-37節 「共同体がより機能するために」
初期キリスト教会ではメンバーが財産等を共有していました。いわゆる理想化された「コミュニティ(共同体)」の先がけ。しかし、完全な財産の共有並びに分配は難しいのは当然であり、その後の教会には引き継がれていきませんが、精神的にはそれぞれ個人の独立性と意思を担保しつつ、「分かち合う」グループとして歩んでいます。初期バプテストも自分達を「カンパニー」=「パンを分け合う仲間」と称し、後には「会社」を意味するようにもなります。初期教会の財産共有が破綻した一つとして5章からの実例が紹介されています。アナニアとサフィラは余りに可愛そうです。彼らに問題はありますが、主にある組織がこのような犠牲を生まないことを主は願っているのです。
<日本バプテスト連盟加盟教会・伝道所等を覚えての祈り> 香住ヶ丘バプテスト教会。福岡市東区香住ヶ丘4-2-14にあります。1955年に開設された教会でもう随分長い歴史を刻んできました。長らく盲目の藤井健児牧師が牧師をされていました。現在は名誉牧師とのことです。またこの教会は数年前アフガニスタンで殺害された故中村哲氏が洗礼(バプテスマ)を受け、育った教会でもあります。祈りの課題は以下です。①キリストが形づくられるように。②分かち合いを通して主に開かれる。
牧師・堀内 明、名誉牧師・藤井 健児