1/13 ルカ福音書6章37-42節 「裁きより先にすべきこと」

 人を裁くこと、特に罪人と決めつけること、それに対して主は教えられます。まずは人を裁くとは「この人は良い、この人は悪い」と判断することですが、その人がどうしてそうなのかと理解することが必要です。また、自分の価値基準は他者の価値基準と異なることをわきまえる必要があります。どうしても気になれば対話する必要がありましょうし、対話する気がなければその人のありのままを認めるべき。さらに「罪人」と決めつけるのは差別や抑圧の対象とすることです。人を真実に裁くことができるのは神だけであり、自らも罪や誤りの多い人間である認識が共に歩む基礎です。自分が他者から裁かれてそれに合点すれば良いのですが、傷を残す事が多いですね。

<日本バプテスト連盟加盟教会・伝道所等を覚えての祈り> 日本バプテスト連盟 篠栗キリスト教会。福岡県糟屋郡篠栗町中央2-10-3にあります。篠栗は「ささぐり」と読み、この周辺では多くの寺院があり、いくつあるのかわかりませんが、巡礼の地です。この教会の伊藤牧師とは神学部で同期に学んだ方で、とても親しみを覚えていますし、教会の地域が「ささぐり」と私の名前が入っているのでこれも親しみを覚えています。祈りの課題でここ数年「福音のオリジナル追及」」とありますが、たとえば、それぞれの福音書には伝える人と伝えたい人もあり、主イエスの言葉がそのまま完全に残っているわけではなく(ほぼ残ってはいますが)編集の手をはずしていって、元のイエスの言葉や思いを再現しようとする(「生活の座」の再現)ことでしょうが、その作業は、牧師が説教をつくるときに必ず行う作業のひとつなので、余りしっくりこないのね。ただ、主イエスの言葉や行動は当時、大変衝撃的だったのは事実です。祈りの課題は以下です。①毎週の説教ネット配信のために。②福音のオリジナルの探求のために。③讃美歌創作による伝道のために。牧師・伊藤 聡

2023年01月14日