2023年1月1日元旦礼拝 巻頭言「2023年うさぎ年に思うこと」

▲23年は「兎(うさぎ)年」です。イスラエルはじめヨーロッパ、アジア等どこでもおなじみの動物。聖書では同じ文脈で「野兎」が2度出て(レビ11章6節、申14章7節)、「食べてはいけない動物」とされます。理由が「反すうするがひづめが分かれていない」とされますが、「兎」はそのどちらの特徴もないので、本当は別の動物を指したと考えられますので「食べてさしつかえない」ことになります。▲キリスト教会では春に兎が穴から飛び出す様子から「イースターラビット」が知られ、デザインされます。▲「兎年」は、兎には跳ねる特徴があるため、景気が上向きに跳ねる、回復すると言われます。1987年の兎年は地価の異常高騰(銀座で1坪1億超え・財テクブーム)、1999年は東海村核燃料会社で国内初の臨界事故。金融再編大展開。しまなみ海道開通。欧州に新通貨ユーロ誕生、前回の「兎年」である2011年は東日本大震災・原発事故で甚大被害、歴史的円高で一時1ドル=約75円等を記録しています。▲卯年生まれの人は、穏やかで優しく、かつ優雅。礼儀正しいので、様々な人から信頼されますが、警戒心が強い一面もあり、他人へ心を開くことに消極的。やや飽きっぽい部分があると言われますが、どう思います?▲「ことわざ」としては、「二兎を追うものは一兎をも得ず」、「兎の昼寝」は亀との競争に負けた話から油断しないこと。▲何より所沢教会は伝道開始60周年「還暦」です。跳躍の年になれば幸いですが、コロナの穴から出て、主の恵みの豊かさを告げ知らせたいものです。(献)

2023年01月01日