6/24 Ⅰコリント15章50-58節 「死を考えることは今を生きること」
昨日触れた「死後」の人間の運命・道についてパウロは語ります。42節以降では「朽ちるものは(死を体験し)朽ちないものに復活する」。そして神の国(神と共にあり、神の完全な支配の中)の民とされる。一点言えば、パウロや初代教会の人々は、もう一度主イエスが来るのは「すぐ」だと思い、それが終末(=救いの世界の到来)と考えておりましたが、本来人間に時は示されません。パウロの思い込みは外れました。でも必ず、ある時、「終末」と呼ばれる時がやって来ましょう。でもそのことを語るのは、今を生きるための励ましと慰めでもあります。終わりがある、それはまた新しい世界への入り口。生きることは、死と新しい世界への整えと準備の貴重な時なのです。
<日本バプテスト連盟加盟教会・伝道所等を覚えての祈り> ライフ・チャーチ。礼拝は日曜のみ、東京都三鷹市CCC学生会館2階で行われています。学生等を伝道する思いからでしょうか。祈りの課題は以下です。①偉大な戒め(マタイ福音書22章37~40節)、大宣教命令(マタイ福音書28章18~20)に忠実な教会であり続けることができるように。牧師・大谷信道