12/2 イザヤ書49章9-16節 「あなたを手のひらに刻み付ける」
「シオン」は神殿建築後のエルサレムを指しますが、広い意味でユダヤ人。特にイザヤ書等では「敗戦し、神 殿は破壊され、捕囚された民」のことであり、「飢え」や「渇き」はユダヤ人の現実。その中で牧者なる主が平和と回復を導くとの約束が語られます。十四節等は神が母親の姿として語られます。旧約は「父」的な神のイメージが強いのですが、ここでは「愛」の具現として「母」のイメージで語られています。私が若い頃よく読んだ遠藤周作は「母なる神」の姿を聖書の中に見いだし、そのありかたを日本でキリスト教を伝える大事なポイントと考えていたと考えます。「母親」はやはり特別です。ロシアやウクライナで我が子を失う悲しみや痛み、そのため権力に反抗する力はまさに「愛の痛み」なのです。そして、主なる神は母親が忘れようともなお、あなたを忘れません。「あなたを手のひらに刻みつける」。痛みを伴う愛の深さ…
<日本バプテスト連盟加盟教会・伝道所等を覚えての祈り> 高鍋伝道所。宮崎県児湯郡高鍋町北高鍋3242にあります。昨日も記したように、私の最初の赴任地は児湯教会で、住んだのは高鍋町でした。最初は一軒の古い家を借りてくださって住んでいました。隣の家には「牛」が飼ってあったり、大きな梅の木があって、季節には梅の実が落ちる音がすごいこと!また「薪」でお風呂を炊くと本当にお湯が柔らかいのにびっくりしました。その後、高鍋伝道所(当時は「高鍋会堂」)の境内地に牧師館を建てていただき、そこで生活いたしました。高鍋町は田舎といえば田舎ですが、とても心地よい歩みをさせていただきました。宮崎県などはそれぞれの町々村々に必ず「みそ」や「焼酎」の工房があるのですが、高鍋にあった「黒木酒造」は今や入手困難な焼酎を製造しています。いかん、つい長くなった。祈りの課題は以下です。①次世代を担う20名の信仰者が与えられますように。②教会員の健康が守られますように。牧師・児玉
一郎