10/31 詩編6編 「床に涙が溢れる夜」
この詩編は死が近いことを感じる病や苦悩の中で疲れ切り、主に向けられた祈り。3節の「骨は恐れ」、は日本語表現では余り見ませんが、固い部分である骨と、4節の「魂は恐れ…」と対をなし、心と体はつながるもので、双方が傷んでいます。「主よ、いつまでなのでしょう」、この辛さや痛みが数日で無くなると思えば我慢もできますが、それがわからないゆえに不安が襲い、痛む度に「もう終わりなのか」と思わざるを得ないのです。5節の「立ち帰る」の言葉は通常、人が神の前に立ち帰るのですが、ここは、神が自分に目を注ぐことを訴えます。この詩人の言葉に共感する人もいましょう。私や他人があなたの痛みを引き受けることはできませんが、ただ、あなたを覚えて主に祈りますし、共に教会も祈ります。
<日本バプテスト連盟加盟教会・伝道所等を覚えての祈り> 連盟引退教役者の方々を覚えて。内藤 淳一郎氏(東京都在住)、鍋倉 勲氏(福岡県在住)