6/17 Ⅰコリント16章5-14節 「信仰も力も愛するために」

 Ⅰコリント書の末尾で今後の計画を語ります。「五旬節」という言葉により初代教会からペンテコステが大事にされていたことがわかります。13節からはいくつかの願いが記されます。「目覚めていなさい」ここには主イエスの言葉が反映されています。信仰に固く立つことは、いつも主イエスの姿を見つめそこから離れないこと。男らしく、力強くあれ、は今の時代「男らしい=力強い」イメージは変化しつつあり、「男らしく」と言われても私などは力弱いのでちょっと嫌だなぁと思います。幼い頃から「女の子」のようだ、と言われてきたので、そのイメージの押し付けはいつも辛かったです。「男らしい」とか「女らしい」というステレオタイプ(固定概念)ではなく、ひとりひとりを見る視点はもっと豊かなはずです。さて、戻して、ここでパウロが意味するところは女性でも分かりましょう。それ以上に大事なのが「一切、愛をもって行う」。ここに「目覚めて、信仰に立ち、男らしく、力強い」姿は「愛」に帰結し、愛するための力なのです。 

<日本バプテスト連盟加盟教会・伝道所等を覚えての祈り> 大井バプテスト教会。品川区大井5-10-12にあり、「あけぼの幼稚園」の母体です。この「大井教会」と「常盤台教会」が戦後日本バプテスト連盟の歴史の中でリーダーシップをとる働きをしてきたものです。大井教会は何より「大谷牧師」が長らく指導されてきました。それはどの牧師でもそうですが、「良い意味でも、悪い意味でも」になります。現在は加藤誠牧師が連盟理事長の重責も担いながら牧師・園長として活躍されています。加藤牧師は年齢は私より上ですが、北海道の教員経験を経て、西南学院大学神学部(=神学校)に入学されてきました。神学校では私より一年下になります。家族寮でも隣の部屋でした。優秀な方であり、とてもバランスのとれた方です。特技は剣道、ギターも演奏され、英文書物を翻訳されたりいたします。それから、牧師はいろいろと会議が多いのですが、加藤牧師は会議で眠っているみたいなのに、実はちゃんと聞いていて的を得た発言をするので「加藤牧師は眠っていた」「いや、そう見えただけだ」と議論が起こることもありました。個人的にも大変お世話になった先生です。あとこの教会には日本バプテスト連盟教会音楽界の巨匠(?)るみ子先生がおられます。何と、通常1人がひとつかふたつのハンドベルを使って演奏するのに、一人でハンドベルをソロ演奏するのです。この技はもっと日本のテレビ等でとりあげてもいいのではないかと思っております。大井教会の方、人が多いのですから、誰か「なんでも鑑定団」、いや、間違えた、「面白珍百景」に応募してほしいものです。ピアノ、オルガン、指揮、さらに作曲もされ、特に新生讃美歌320番「輝いて生きる」は、本来「全国少年少女大会」のテーマソングとして書かれたものですが、今や、日本中、3歳の子どもから98歳の高齢者からも愛唱されています。私が50年後の出版を目指している新生讃美歌名曲百選のひとつに入れてあげましょう(偉そうに)。るみ子先生にも顔あげられません。

 さて、大井教会の祈りの課題は…新会堂建築のプロセスが、キリストの体として大井の地に深く根ざし、建てられていく歩みとなるように。牧師・加藤 誠、牧師・広木 愛、音楽主事・菊地るみ子

2020年06月13日