8/3 イザヤ書52章1-10節 「喜びを知らせる者」
「シオン」とは神殿建築後のエルサレムの別称で、人格的・文学的な表現で「娘」と呼ばれます。「無割礼の汚れた者」とはユダヤ民族以外(ここでは特にアッシリア人、地域は現在のイラク北部ですが、歴史の中で定義は変わる)を指しますが、エルサレムを攻撃する力を表現しています。大事なのは、敵に奪われた民族が再び主によって元の場所に戻ることです。新約を知る我らは「神が我らを無償で救いへと招き入れ、神の国、神の愛の支配の中に生きる希望」と読みます。7節の「福音を伝える者の足」は、主の到来と救いを告げる者の姿。テレビやラジオが無い時代、伝令が告げる言葉を人々は期待して待っていたのです。その「喜び」を我らも持ちたいですね。さきほどの「シオン」で補足しますと、現代では「シオン主義」「シオニズム」等の言葉があり、これは保守的な立場の方々を指しています。つまり「エルサレム」はユダヤ教の場所であって、他の宗教の聖地であっても認めず、緊張が生まれています。私はエルサレムは「平和の都」という意味であり、その場所で対立や差別、戦争が生まれていくことは大変悲しいことです。そこにはそれぞれの宗教で「聖地」と呼ばれ、多くの巡礼者や観光客が来るので経済が潤うことで、覇権争いをするのです。中立地としてすべての宗教にも世界にも開かれた場所になってほしいというのが祈りです。
<日本バプテスト連盟加盟教会・伝道所等を覚えての祈り> 福生バプテスト・キリスト教会。東京都福生市加美平1-24-17にあります。この教会の稲見牧師の歩みがHPにも記載されていますが、北海道酪農学園大学で学ばれ、そこがミッションスクールだったことを知らずに入り、その後、クリスチャンに導かれた方です。面白いので読んでみてください。大工が得意なようで、それは私も関心あります。祈りの課題は以下です。①3名のバプテスマが与えられること。②牧師夫妻の健康が守られますように。③礼拝堂の拡張願い。牧師・稲見
元彦