7/1 ヘブライ書10章19-25節 「『清められる』ということ」

 ヘブライ書はユダヤ人キリスト者が対象読者で、旧約の表象を用い、旧約の偉人を模範と示したり、旧約の民を反面教師として提示します。22節の「清められ」等の「きよめ」と「けがれ」は多くの宗教や人種が持つ共通の認識で、人間が生きるとは罪を犯し続けると意識されます。キリスト教の場合、それは一方的な主の赦しに根拠を置き、一度バプテスマを受けたらすべてオッケーなのではなく、日々、罪を犯さざるを得ない自分を認め、日々、御言葉と主への祈り、悔改めをもって歩むことが大事です。25節の「かの日」は終末の日ですが、それを決めるのは主のみです。我らは日々励まし合い、今日の命を赦され生きる者として神の御心に沿うように生きるのです。今日はK・Tさんのお誕生日おめでとうございます!

<日本バプテスト連盟加盟教会・伝道所等を覚えての祈り> 藤沢バプテスト教会。神奈川県藤沢市本鵠沼5-10-29にあります。先日、この教会の牧師として就任された伊藤牧師の就任式があり、リモートで参加させていただきました。伊藤牧師のお母様、真知子さんはフェリス女学院短期大学音楽科を卒業、その後、東京バプテスト神学校で学び、米国バージニア州プロヴィデンス・バプテスト教会日本語部協力牧師、越谷伝道所(現在はありません)、町田伝道所牧師を歴任されました。連盟の音楽関係の働きでご一緒させていただいた先生です。しかし、2018年5月乳癌ステージ4を告知され、闘病生活に、昨年2月には夫が自転車事故で頸椎損傷し、夫婦二人で介護生活になりました。夫は150日入院、その間、詩編を一編ずつメールで送ったのですが、それが所属教会の方々の助けを得て本になり、出版されました。「今日も生かされて~詩編の贈り物~一日一編」という冊子です。当教会に伊藤真知子先生のご厚意で15冊程ありますので、ご希望される方には差し上げます。話はお母様のことになりましたが、藤沢バプテスト教会の祈りの課題は以下です。①伝道開始60周年感謝と今後の伝道。②若い世代と高齢信徒のために。③湘南藤沢の地の開かれた教会に。牧師・伊藤 真嗣

2022年06月26日