5/28 ルカ福音書22章14-23節 「主イエスの死を覚えて」
ルカ版、最後の晩餐(主の晩餐)の様子。主イエスが「過越しの祭り」に御自分が犠牲の小羊になると語り、記念とすべく弟子達に教えます。ルカでは杯→パン→杯の順。「神の国で過越が成し遂げられる」「神の国が来るまで」は主イエスの復活の時迄と私は考えます。裂かれ分かち合われるパンは主イエスの死、そして新しい契約の血としてのぶどう酒は主イエスが流す血(=死)を意味します。席上には直後イエスを裏切るユダ、さらに弟子達は全員、主イエスとの関係を自ら断ち切る者ですが、主イエスはそのことを知りつつ、なお彼らに伝えます。その後、弟子達は誰が裏切るのか、という話から誰が一番偉いのかと論じます。それは「仕える者」と主イエスは教えるのです。そして教会でも「主の晩餐式」を行ないますが、そこで主イエス・キリストの歩みを覚え、また、従う者としての思いを新たにするのです。「主の晩餐式」は少なくとも二つの意味があります。一つは、主の歩み、主の受難を覚えながら、主に従う者として歩んでいくことを想起すること。もう一つは、主の恵みと愛を覚え、共に感謝と喜び、希望をいただくことです。
<日本バプテスト連盟加盟教会・伝道所等を覚えての祈り> 日本バプテスト連盟「回転資金委員会」。私も経験してわかったのですが、教会や寺社等は銀行の融資が難しいことが多々あります。教会などで、昔からあるところはその土地の価値は大きいのですが、「担保」にするのは嫌がります。そのためか「回転資金」があり、低利で教会は貸付を受けることができますし、その判断や管理をするのがこの委員会になります(最終的には理事会責任ですが)。祈りの課題は以下です。①回転資金を必要とする教会の計画が整えられ、相互活用を通して伝道の喜びを分かち合えるように。委員長・二見 眞義