5/9 使徒言行録21章17-26節① 「伝統に縛られる教会」
パウロのエルサレムへの旅は、パウロ自身が予測するように、「投獄と苦難」あるいは「死」を覚悟するもの。エルサレム教会の中心である主イエスの弟子達(=使徒)との会議の核心は異邦人キリスト者の「律法問題」です。会議では儀礼的な歓迎を受け、異邦人伝道が実っている報告がされます。直後に律法問題、つまり、異邦人キリスト者に「割礼」や律法を守るように教えていないと抗議されます。この問題は以前に合議されながら、何度も出て来る課題。キリスト以前の旧約の伝統や慣習を破れない使徒達。主イエスの弟子でも難しかったのです。常にその時代で「福音」は何かを求め、福音に立つ自由を分かち合うのが主の教会。「伝統」はすべて良いとは限らないのです。
<日本バプテスト連盟加盟教会・伝道所等を覚えての祈り> 南千里バプテスト教会。大阪府吹田市高野台3-10-8にあります。付近には巨大な千里ニュータウンが拡がる地域です。教会は山の上にあり、道路をずっと登っていった先に教会があります。蓮池牧師はもう大ベテランの方です。ぜひお近くの方、この教会に行ってみてください。祈りの課題は以下です。①教会近隣に住まわれる方々の救い。②クリスチャン家族の救い。③世界の平和、福音宣教への献身。
牧師・蓮池 昭雄