5/3 使徒言行録19章1-16節 「エフェソでのパウロ」
パウロはエフェソで約3年伝道しました。エフェソ名物は「アルティミス神殿のお守り」で、旅行安全や恋愛運、仕事運等に効果があったとされます。旅も恋愛も仕事も、思い通りはならず「神頼み」する姿は昔も今も同じですが、人間がつくった「像」は神にあらず。神が創られたのが人間ですよね。エフェソには「ヨハネのバプテスマ」を受け、ある程度キリストの知識もありますが、その理解が不十分な信仰者達がいました。「主イエスの名によるバプテスマ」の他、「異言や預言」をしたとあります。「異言」とは「パラパラ」と意味不明のように聞こえる言葉をしゃべるのですが、パウロは「異言は一人の時に語るべきで、教会の徳は高めない」とあり、「異言」を求めるより「愛」を求めよと語ります。「預言」はキリストを証しするような言葉でしょう。そして、今日は「憲法記念日」です。戦後の日本が過去の歴史を見つめ直し、民主主義国家として歩むことを定めた「日本国憲法」。「憲法」は国民が政府に対して、政府がすべきこと、してはならないことを規定したものです。まずは、現行憲法を守らせることが国民の役割です。憲法を守れない政府が、新しい憲法をつくることは赦されません。「憲法」をつくるのは、税金を払っている(もちろん、理由があって税金を払えない方も大事に守るべきです。なぜなら、今は税金を支払っても、突然何かの理由であなた自身が税金を払えない状況が生じるかもしれません。他者を守ることは自らを守るのです)「主権者」である「国民」の役割ですし、我らは「主権者」として選んだ議員による国会が正しくその使命(憲法)を果たすように関与すべきなのです。
<日本バプテスト連盟加盟教会・伝道所等を覚えての祈り> 日本バプテスト連盟 田辺キリスト教会。大阪市阿倍野区播磨町2-6-12にあります。まだ行ったことのない教会です。この教会の喜多村牧師は、とても柔らかい方、そして小さなハープを演奏されます。先日の日本バプテスト連盟総会の副議長をされましたが、その関連での文章は心があふれる素敵な文章でした。祈りの課題は以下です。「井戸端」としての教会、とても素敵な言葉。この「井戸場」は誰もが楽しく語り合う場、としての意味とヨハネ福音書4章での「井戸端での主イエスとサマリアの女の出会い」のイメージが重なり合っていると思います。①福音が地域の人々に根付くように。②教会が井戸端となれるように。③段差なく入れる会堂を夢見ている。牧師・喜多村 やよい