2/27 マルコ福音書11章12-26節 「理不尽な求めをする世界に対して」
解釈困難な箇所。葉は茂っているいちじくの木が主イエスの怒りを買い、枯れてしまう。この意味はイスラエルの象徴として多用されるいちじくに実りがない、つまり、神の思いに適っていない神殿はじめ、人々の姿です。それが間に挟まれた神殿浄めといわれることに示されるように人々の信仰を商売や利益目的に利用していることへ怒りです。解釈を困難にしているのは「いちじくの(実を結ぶ)季節ではなかったからである」との言葉。イエスのわがままで枯れたと考えればひどい話です。でもそれは主イエスの行動全体と整合性がなくなります。そしてこの話の末は「赦しなさい」との言葉。主イエスが例となって示したいちじくを枯らすようなひどい世界に「赦し」と「復活」を伝える話と考えます。ここでは十分話ができませんが、またいつか礼拝でする時もありましょう。今度の日曜は「離婚」に関わる箇所を扱います。今日はM・Sさんのお誕生日おめでとうございます。
<日本バプテスト連盟加盟教会・伝道所等を覚えての祈り> 米国南部バプテスト日本語教会連盟(12教会)。①教会での礼拝が再開できるように。②福音の光を照らす群れとなるように。③神の愛に生きる教会となるように。