1/17 マルコ福音書4章35-41節 「主イエスが共におられるのに」

 主イエスの宣教が続く中で、主はガリラヤ湖の向こう岸に向かいます。主の弟子には元ガリラヤ湖の漁師もいましたので安心です。ところが、ガリラヤ湖独特の突風・嵐がふきすさびます。皆、水を船外に出したり、船のかじ取りで必死。ところが艫(とも・船尾)で主は寝ています。そこには平安がありました。弟子達は怒り半分で主イエスを起こし、手伝うように求めます。そして主が命じられると嵐は凪になります。主は弟子達に「なぜ怖がるのか」と語ります。怒られたのは人生の危機を自らの経験・知識で乗り越えようとしたこと。それらは大事ですが、完全ではありません。そうではなく、共におられる主イエスに願うことが最初。その体験をもって次の出会いへ進むのです。

<日本バプテスト連盟加盟教会・伝道所等を覚えての祈り> 姪浜バプテスト教会。福岡市西区姪の浜4-22-9にあります。というか、福岡市営地下鉄の「姪浜」を降りて、海側の大きな道をいくとすぐにあります。姪浜教会は私が西南学院大学神学部で学部を終え、最終学年の専攻科の時、丁度、奥村敏夫牧師が姪浜教会牧師に就任したのに合わせて奉仕・研修神学生とした歩みました。当時はまだ、漁が盛んな田舎という感じでしたが、その後、地下鉄駅ができ、周辺が整備され大変にぎやかになりました。奥村牧師時代に現在の一階が駐車場、3階に礼拝堂という立派な建物ができました。さて、神学生時代、姪浜教会は礼拝出席者も少なく、20名前後だったのですが、奥村牧師の積極的なお働き、それから、お連れ合いの方の素晴らしい働きもあり、次々と人が増えていきました。奥村牧師より教会の運営や牧師としての働き方を学びましたし、奥村牧師夫妻やご家族と一緒に美味しいものを食べたり楽しいところに連れていっていただきました。現在の鈴木牧師は絵が上手で、最近では連盟定期総会のポスターを描いておられます。また、今日は阪神淡路大震災を覚えます。私が神戸教会牧師に就任したのは震災後10年目を数える年でした。まだ「言葉にならない」経験、体験をお持ちの方が多く、ボランティアで支援等に参加した方々の思いと、実際の被災者の思いの違いなど深く思い知りました。姪浜教会の祈りの課題は以下です。①コロナ危機の中、み心にかなう歩みをすることができるように。②ミャンマーの痛みを覚えて。③姪浜教会の信仰告白作成のために。牧師・鈴木 牧人

2022年01月17日