12/1 詩編56編 「涙の革袋」
1節の「はるかな沈黙の鳩」は不思議な語で、解釈されて「聖所から遠く離れた人々のため」とも解されます。素直に読めばダビデがガトの王の家臣に捕らえられた時(サムエル上21章)と結びつけられた状況でしょう。6節のより良い訳と思うのは「彼らはいつでも私のことばをねじ曲げ、どうしたら私を傷つけることができるかと考えています」。9節はいつも感動を持って読む箇所です。私共の涙(さまざまな理由がありましょう)、それをそのままではなく、主の革袋に蓄えておられる、それは、その涙を大事なものとして、受け取って下さること。その悲しみを知り給う主は「歓喜の涙」へと導き、「命の光の中」に招かれます。
<日本バプテスト連盟加盟教会・伝道所等を覚えての祈り> 種子島バプテスト伝道所。鹿児島県稲毛郡中種子町納官1571-5にあります。私も南九州の教会にいる時、伝道隊の一員として伺ったことがあります。小さな島で多くの苦労をしながら伝道されている姿はいつも記憶に残っています。種子島にはロケット発射基地があり、その関係者が時折礼拝に出席されているそうです。全都道府県に教会があるのは感謝なことです。祈りの課題は以下です。①黎明宣教会の世界宣教への祈りと献金の継続ができますように。②牧師の後継者が一日も早く与えられますように。③牧師の健康が守られ支えられますように。牧師・沼田 俊昭