11/30 詩編55編 「昔も今も変わらない苦しみ」

 最近はSNSによる攻撃やハラスメントのため、苦しむ人々が多いのですが、四千年前も災いをふりかかせようとする人々により苦しむ人があり、都市であるほど不法や争い、搾取と詐欺が多かったのです。人間の本質は変わらないのです。10節の「彼らの下は分裂を引き起こしています」は他のほとんどの訳では「彼らの言葉を混乱させ、分裂させてください」となります。悪意で繋がる人々を解放させるのは「言葉の混乱」。「バベルの塔」の記事を思い起させます。「翼があったら現実から逃げ去ることができるのに」との言葉はまるで現代人の言葉のようです。何と人間はむごいのでしょうか。翼を得ることはできませんが、我らの苦難の中からの祈り、叫びは主に届くのです。「あなたの重荷を主にゆだねよ」。

<日本バプテスト連盟加盟教会・伝道所等を覚えての祈り> 日本バプテスト連盟引退教役者の方々を覚えて。川内 研二氏(福岡県在住)、桐本 恒雄氏(北海道在住)

2021年11月27日