11/27 詩編52編 「滅びの力に依存しない」

 この詩編はサムエル記上21~22章、特に21章9節~参照のエドム人ドエグがサウルのもとに来て、サウルから逃げたダビデがノブの祭司エヒメレクに助けを求めにいったことを告げ、サウルが祭司85名とその家族をドエグ等に殺させた悲惨な出来事が背景。それゆえ、「悪事を誇る、力ある者」とはドエグまたはサウルのことなのです。この詩を通してイスラエルの歴史とその中に起こった過ちを教え、自分達の中にある、「嘘、力、富など自分を滅ぼすものを神とする考え」に傾かないよう伝えます。「神の家にあるオリーブの木」は、神殿礼拝とそこで与えられる導きに生きる源を得るような神との関係に根差したあり方を表明するのです。

<日本バプテスト連盟加盟教会・伝道所等を覚えての祈り> 日本バプテスト連盟「ホームレス支援委員会」。連盟理事会の下に総会決議を受けて設置されている特別委員会です。祈りの課題は以下です。①諸教会における支援の取り組み。②信仰の事柄として困窮者と関われるように。③オンライン会議が用いられるように。委員長・麦野 達一(福岡西部教会牧師)

2021年11月25日