11/20 詩編45編 「結婚式を思い起こしつつ」

 この詩編は特異です。王(勇士)と他の国から迎えられた王妃の結婚式の進行で構成され、華麗な雰囲気を反映しています。結婚式を想像して読めばよいです。なるほど「愛の歌」ですね。9節の「ミルラ」は「没薬」のことで三賢人の宝物を思い起こします(エジプトでミイラをつくるとき、腐敗防止のために沢山用いられたので「ミイラ」)。「アロエ」は親しみがありますね。小さい頃、怪我をしたらアロエの汁などをつけられていました。「シナモン」は「肉桂」。料理をされる方には欠かせません。ただ、「これって神への祈り?」と感じる方もいるでしょう。神は8節、18節(「あなたの名」を神とすれば)のみで登場します。でも結婚の導きと恵みは神の尽きない祝福に基があるとの信仰が基。また契約である「結婚」は、主によるイスラエルの選びと叙述され、新約聖書では花婿キリストと花嫁なる教会とも描かれ、それは愛と約束による神と人との交わり・関係です。「結婚」を決意するとき、もちろん、相手のすべてを理解している訳でもなく、「愛し、愛されている」と信じ、約束をします。そのように、神様をすべて理解できなくとも、その愛を信じ、信頼するところから信仰ははじまります。男女の中では、結婚して、はじめて見えてくる相手のことや、愛なんてなかったんだ、と思ったり、愛しているつもりだったのに、裏切られたとのことで、離婚される方も多いです。でも、神様を信頼して神と共に生きる歩みを始めてみませんか?

<日本バプテスト連盟加盟教会・伝道所等を覚えての祈り> 羊の群れキリスト伝道所。熊本南キリスト教会の伝道所で、熊本市中央区の本山町で集会を行っていますが、参加したい方はぜひお問合せください。電話:090-7986-5006です。祈りの課題は以下です。①病と不安にある方々への平安。②イエスさまとのより深い交わり。③「神の家族」の深化と広がり。牧師・朴 哲浩

2021年11月17日