10/20 詩編10編 「貧しい者の祈り」
九
9編と10編は統一性があると考えられ、元来一つの詩と考えられています。「苦難の時に隠れている神」、聖書信仰の歴史の中で常にテーマであり「隠れているようであり、しかし、共にいる神」であると告白され続けてきました。この詩の特徴として「貧しい者」との自己理解、自己表現があります。「貧しい」とは、財産や金銭にとぼしく、生活が苦しいこともありますが、「心貧しい」、つまり、愛や情熱や生きる希望や生きる気力の乏しい状況でもあります。信仰がなくなりそうな時も「貧しい」と表現されます。「貧しさ」を多角的に考える時、「豊かさ」とは何かと考えますし、我々もまた貧しいことを知ります。16節の「異邦の民」はここでは「貧しさ」の要因の一つであり、人を「貧しさ」に向かわせる力全般です。
<日本バプテスト連盟加盟教会・伝道所等を覚えての祈り> 日本バプテスト連盟 平岡ジョイフルチャペル。札幌市清田区里塚3条1丁目7-5にあります。教会紹介ではこのように記されています。「日本バプテスト連盟につらなる,カルチャー(教養,文化,芸術)を尊重するキリスト教会です。1963年に札幌市白石で創設。1991年に平岡の現在地に移転しました。閑静な住宅街に位置しており、近くには平岡公園梅林やイオンモール札幌平岡があります。小さなお子さまも歓迎いたします。どうぞ安心してご一緒においでください。」。三上牧師は大学教授と兼任されていたり、本を出版されている方で、様々な「学びの会」がプログラムされています。祈りの課題は以下です。①聖書のギリシア語・ヘブライ語原典の自主独立な学習により、地域社会のお役に立つこと。牧師・三上 章