8/9 創世記1章1-29節 「異常なのは気象か人間か」

 創世記1~2章は天地創造を語りつつ、神が「人」をどのような思いで創造されたかという大事なメッセージがあります。特に28節で神が人間に委託された使命は「神が『良し』とされた世界を支配する」こと。ここでの「支配」は「被造世界を支え、配慮し、持続可能な世界をつくる牧者としての働き」です。ところが人間は自己利益を追求、環境が維持されず、森林伐採や二酸化炭素排出等による温暖化を招き、原爆や放射能汚染、廃プラによる環境破壊を繰り返し、今の現実を迎えています。結果的に人間第一の「支配」は自らの首を絞めています。多くの自然災害の背景に「人災」があります。長崎原爆投下を覚えつつ、異常気象の中で自らの罪を考える今日です。なお、長崎バプテスト教会では礼拝の開始時間が11時02分と、原爆が投下された時刻を刻むように始まります(コロナのため、現在は時間が変更されています)。

<日本バプテスト連盟加盟教会・伝道所等を覚えての祈り> 千葉バプテスト教会。千葉県市原市五所1540にあります。この教会はコンクリート打ち放しのとても素敵な会堂です。20年位前にお訪ねしたときは、音が響きすぎでピアノとかドラムは難しいなぁと感じていたのですが、その後、いろいろ音響の面で改善があり、数年前にお伺いしたときは「響き」はきちんと抑えられていました。その時、子どもさんたちや中高生の方もいらっしゃて元気な教会という印象でした。牧師に加え、教育主事と音楽主事が置かれているすばらしい教会です。祈りの課題は以下です。①人々のいのちと生活がまもられますように。②伝道開始五十周年への感謝と今後の導き。 牧師・元川 信治、協力牧師兼教育主事・矢野 由美、音楽主事・澤田 ルツ子

2021年08月08日