7/3 ヤコブ書1章1-11節 「試練や試みの中で」

 ヤコブ書は行為を重んじるということで宗教改革者ルターからは「わらの書簡」と決めつけられましたが、背景を理解して読むと、現代にも訴える内容を持っています。宛先で「十二部族」とありますが、これは「ユダヤ人」という意味で、ユダヤ人キリスト者(を含む)教会へとのこと。2節から見ると手紙の相手は「試練を受けており」「(知恵を欠き)心が定まらず、生き方全体に安定を欠く人」そして「疑う人」「貧しい人」です。その状態にある人々を想定して読むことです。そこで「忍耐して」「神に祈り求め」、試練の中から喜びが生まれることを示します。そして教会員の中に経済的格差があるゆえに、貧しい者は高められ、豊かな人は欲望に引かれないように勧めます。

<日本バプテスト連盟加盟教会・伝道所等を覚えての祈り> 経堂バプテスト教会。世田谷区桜1-64-30にあります。ここもまだ行ったこともない教会です。昨年位から新しい牧師が就任したようです。祈りの課題は以下です。①地域の方々が、導かれるように。②礼拝、諸集会が、祝されるように。③祈りが、いつもあるように。牧師・藤原 靖彦

2021年07月02日