6/9 ヨハネ福音書13章31-35節 「今だ守れないただ一つの掟」
まず「栄光を受けた」との言葉が解り難いですね。ここは逆説的な言葉です。「人の子」は新約聖書におけるメシア(救い主)の称号。「栄光」はすでに始まっている受難とそれに続く「死」と「復活」を言うのです。いわゆる輝かしい誉に満ちた栄光ではなく、屈辱と苦しみを味わい、「死ぬ」ことが「神の栄光」の表現なのです。いや、世界がいう「栄光」もその背景には数多くの「苦しみ」があるものです。苦しみの主こそが、苦しみつつ子どもを育てる母親に、苦しみつつ平和のために生きる人に「栄光あれ」と主は語ってくださるのです。そして旧約聖書は多くの「律法(掟)」がありますが、新たな主の掟は一つ。「互いに」、「愛せ」。まだ成し得ない人間の課題です。
<日本バプテスト連盟加盟教会・伝道所等を覚えての祈り> 日本バプテスト相模中央キリスト教会。神奈川県大和市中央林間4-24-6にあります。この教会は比較的大きな教会(人数も会堂も)でパイプオルガンが設置されています。吉田牧師は現在、日本バプテスト連盟の副理事長として、今、進められている「機構改革」の大きな働きを担っておられます。とっても端正な方、ハンサムで真面目な方です。YouTubeで礼拝の様子など見ることができるかもしれません。また、音楽主事をされている江原美歌子さんは、もう35年くらいのお付き合いがあります。その名前の通り「美しい声をもって賛美歌を歌われる方」です。日本バプテスト連盟の教会音楽室長として、私ら、江原先輩にはいろいろご指導いただいております。来年か、さ来年には当教会の集会でお招きしたいとも思っています。また、東京バプテスト神学校で「教会音楽科」の指導にもあたっておられます。祈りの課題は以下です。「ともに主を賛美するときを待ち望む」(今年度主題)皆共に会堂に集まれる時を待ち望みつつ歩んでいきます。牧師・吉田 真司、音楽主事・江原 美歌子