5/12 アモス書9章7-15節 「異邦人の救いの約束」

 アモスは「重荷を負う者」という意味で紀元前7世紀の北王国ヤロブアム王時代の預言者。ベツレヘムの南東の町テコアで牧者といちじく桑を栽培していました。この時代の北王国は物質的な繁栄を誇り、主に仕えることがないがしろにされていました。そこで「主の言葉を聞くことのできぬ飢えと渇き」が民自身を滅ぼしていくことを語り(8章11節)、人々をふるいにかける(9章9節)との言葉によって人々が主の前に悔い改めへと導こうとします。そして神と人、人と人の命の回復と復興を希望として語るのです。12節の「エドムの生き残り」、これは「エドム」がイスラエルのライバルである民族であり、異邦人との意味であり、使徒15章16節以下で引用されています。旧約聖書を新約聖書で引用されている場合、少し違うなぁと思われるでしょう。旧約聖書はへブル語で記され、現在の聖書はへブル語から日本語に訳されています。新約聖書で旧約聖書が引用される時は、当時の旧約聖書ギリシャ語訳(70人訳とも呼ばれます)を引用しており、そのギリシャ語から日本語に訳されているのでほぼ意味は同じですが、少し違った印象をもつのです。「翻訳」は常に限界があります。今日はY・Hさんのお誕生日おめでとうございます。

<日本バプテスト連盟加盟教会・伝道所等を覚えての祈り> 東山キリスト教会。名古屋市千種区穂波町2-50にあります。親しい鈴木牧師が就任されています。地下鉄駅からもとても近い教会です。鈴木牧師は以前は福岡市の早良教会の牧師でした。とっても真面目な方です。フェイスブックにも「聖書のおはなし」を記されています。祈りの課題は以下です。①日々礼拝を捧げられる恵みに感謝。②伝道開始60周年に向けての準備。③コロナ収束と被災地の回復・復興。牧師・鈴木 直哉

2021年05月08日