5/9 使徒言行録11章19-26節 「キリスト者と呼ばれて」
キリスト教会がユダヤ内外で迫害を受けますが、そのことがより世界伝道へと結ばれていきます。その状況を受けて現地調査としてバルナバがアンティオキアに派遣されます。アンティオキアは地中海に面する現在のトルコ領です。そしてこの地でサウロ(=パウロ)と共に伝道や教会形成を行ったのです。そしてキリスト教を信仰する者達は「クリスチャン(=キリスト者=切支丹)と区別され社会で認識されたのです。紀元一世紀の教会は、海外に伝道する群れであり、伝道は同時に海外の状況を聞いて祈りと共に支援する集まりであったのです。アガボはエルサレム教会員でその預言はクラウディウスの時代(紀元46年前後)に的中。使徒言行録21章にも登場しています。
今日は5月第2日曜で母の日です。母の日は教会で始まったので、その由来を少し。▲米国、ヴァージニア州のある教会で長い間、教会学校で教えておられたジャービスという婦人がいました。▲ある日曜、教会学校の子どもたちに「あなたの父と母を敬え」いう聖書の言葉を教えた後、「お母さんの愛に心から感謝する方法を考えてくだい」と勧めました。その時、ジャービスさんの娘、アンナはお母さんの話を感慨深く聞いていました。▲それからしばらくして、ジャービスさんは天に召されます。アンナはお母さんが好きだったカーネーションをたくさん飾ってお母さんを偲んだのです。このことが列席者一同に感銘を与え、その話に心を動かされたジョン・ワナメーカー(有名な百貨店王)が1908年5月の第二日曜に、母親に感謝する会を、カーネーションを飾って盛大に行ったのです。▲アンナ自身は商売に利用されるのを嫌い、その後、当時のウィルソン大統領に「母性をたえる日」提唱、1914年に「母の日」が制定されました。▲母の日、自分の親のことを思い起す時でもあり、その思い出の中には嬉しい記憶もあれば、嫌だった記憶もあるかもしれません。時に多くの反発を抱き、時に受け入れがたい思いや恨みさえも沸き起こった日もあったことでしょう。▲しかし、あなたを産んで育ててくれた、神様が下さった世界で唯一人の存在。その姿を思い浮かべながら、母親として、喜び、悲しみ、苦労し、時代を生きた一人の人間として、強さと弱さをもつその生き様を覚え、感謝の思いを持つことができれば何と幸いなことでしょう。▲「春は軒の雨、秋は庭の露、母はなみだ乾く間なく、祈ると知らずや(祈っていたことを知ますか)」(1954年版「讃美歌」510番)。
当教会では本年度より「母の日」「父の日」+αで、教会の家族、神さまにあって兄弟姉妹とされている私たちと考え5月第2日曜は「ファミリーデー」としてそれぞれを喜び感謝し、共に幸いを主に祈る日としています。
<日本バプテスト連盟加盟教会・伝道所等を覚えての祈り> 日本バプテスト連盟 南名古屋キリスト教会。名古屋市南区戸部町4-5-1にあります。この教会の牧師は2名おられますが、親子の関係で親子牧師です。割りと若い方が多い教会という印象を持っていましたが今はどうでしょう。高平牧師は音楽等にも堪能でエネルギッシュな方です。むかーし、少年少女大会等でお見受けしました。祈りの課題は以下です。①教会派遣宣教師の働きの祝福。②コロナ禍の礼拝の祝福。③決心者のバプテスマ実現6名。牧師・山川
明美、山川 高平