5/8 使徒言行録11章1-18節 「新しい風が吹いているのに」
初代教会の宣教がユダヤ以外に広まる時の問題が「律法」です。本来は主イエス自身が新たな律法ですが、弟子達や、律法の中で生きてきた人々の誤った「常識」では依然ユダヤ教の範囲であり、主イエス前の理解である「異邦人はユダヤ人と同じ律法を守らなければ救われない」と意識してました。ペトロが異邦伝道を行いましたが律法を強制していないことで問題となり、ペトロは自らの見た幻と見解を示します。そして救いはすべての人に与えられるとの言葉にエルサレム教会も主を讃美しますが、この問題は後にも何度も発生します。人は自分が行ってきたことを人にもさせたいのです。でもそれは古い愚かな考え。「昔はこうだった」等の(自分だけ)常識の押し付けは今や世界の禁句。「昔はこうだった」「私の時はこうだった」と言いながら、新たな考えを否定する場合がありますが、「常識」は常に変わっていることを覚えなければいけません。変化の多い時代への対応が求められますし、その根底には「個人のそれぞれの人格や思想を大事にする」思いがあります。そして、「変化しない」原則もあることも押さえる必要があります。
<日本バプテスト連盟加盟教会・伝道所等を覚えての祈り> 愛知新生キリスト教会。愛知県春日井市豊山町青山東栄204にあります。しばらく専任牧師がいなかったのですが、今は新たな牧師が就任したようです。祈りの課題は以下です。①キリストを頭とする教会形成。②礼拝説教ユーチューブ配信。③新型コロナウイルスの終息。牧師:吉村 和子