5/4 使徒言行録4章32-37節 「それぞれが持ち寄って」

 昨日に引き続き初代教会の様子が記され、改めて「財産の共有」に触れています。このことが「(正しい)共産主義」の発端でありましょう。何よりこの目標は「貧しい者」、つまり今の言葉で言う「貧富の格差解消」が願われていたのです。主イエスに従ってきた人、主イエスが出会った人々の中に社会的・経済的弱者が沢山いましたし、それらの人々と主イエスの出会いを見てきた弟子が具体的な実践として行ったのです。昨日も指摘したように、受ける方はまだ良いのですが、富裕層にとってすべての財産を献げることは厳しいのは当然です。5章での話があるように全てではなく、一部を献げた人がほとんどという気がします。後には「自分が決めた金額を献げる」ことになるのは自然ですし、それが聖書の教えにもかないます。そして、このことは社会から広くお金を集め、皆が教育や医療、社会的サービスを受けることの基盤でもあります。でもお金を集める人や運営団体は運営の透明性や正当性において高い倫理基準が求められます。今日はS・Mさんのお誕生日おめでとうございます!

<日本バプテスト連盟加盟教会・伝道所等を覚えての祈り> 新田辺伝道所。京都市京田辺市東古森85-1にありますが、連絡は永藤牧師0774-62-7541までお願いします。祈りの課題は以下です。①京田辺7万人の救いのために。②教会の経済的必要の満たしのために。③聖霊の御臨在が礼拝に満ちるように。牧師・永藤 裕。

2021年05月02日