4/12 ルカ福音書6章20-26節 「逆説にこそ真理あり」
マタイ5章以下の「山上の説教」にあたる話をルカが記しますが、主イエスは似た話を各地でするのは当然です。主イエスの語った福音の中心の一つとして「逆説」での発言があります。対する「順接」は一般的に認識される事柄。「貧しい人々は辛く苦しいよね」は順接。主イエスの福音の凄さは「貧しい人々は幸い」と語る点。私どもは「そうですよね」と簡単に同意できません。「どうして俺たちが幸いなのだ!自分たちは幸いから取り残された者なのだ」と反発する人もいましょう。ただ、この逆説こそが主イエスのみが語れる真理。「貧しい」は経済的な貧しさもあり、精神的な貧しさもあります。反発から対話、そして主イエスと共に歩むことが真の「幸い」の始まりなのです。
<日本バプテスト連盟加盟教会・伝道所等を覚えての祈り> 関西黎明キリスト教会。大阪府東大阪市上小阪3-6-9にあります。毎回記すのですが、この教会の江田牧師は「里親」として育児する人がいない子どもを引き受け育てる働きをされています。何人もの子どもを預かり、牧師家族会等の時にはそのお子さんもお連れしておりました。その働きに心から尊敬しております。どうぞ心ある方々がそのような働きをされますように。関心のある方はこの教会に連絡してみてもよいと思いますよ。祈りの課題は以下です。①コロナ禍にある信徒の鍛錬。②世界各地に派遣されている宣教師。③社会的養護の子どもを養育する里親の増加。牧師・江田 治男