4/3 マタイ福音書27章57-66節 「墓の中を歩む主イエス」
57節の「ヨセフ」は最高議会議員で、イエスの死に反対したかもしれませんが、少数派。勇気を出したヨセフが主を自らの墓に運び入れたのが最大限の感謝でした。金曜の日没から安息日の土曜になるので、慌てて夕刻、墓に主イエスを納めたのです。そして祭司長とファリサイ派は番兵を置き、見張らせます。弟子がイエスの遺体を盗むことを警戒したのです。この日、主イエスは墓にその足跡を残されました。それはまさしく、命が失われた者たちが行く場所である黄泉(よみ、陰府)にも主は歩まれ、救いの恵みを伝えたと思います。人は死んだら、何も持っていけません。裸で生まれ、裸で帰ります。しかし、何も持たぬ者にこそ、主の救いと永遠の命が与えられます。
さて、今日は「日本バプテスト連盟」結成記念日です。日本が戦時の中、キリスト教会はすべての教派が強制的にまとめられ「日本基督教団」となりました(正式な名称でないかもしれません)。それは政府の統治のためです。戦後になり、元々バプテスト教会(「浸礼派」とも呼ばれた)が政府の政策から離れる意味を含めて、16の教会が集まり、新しく「日本バプテスト連盟」を結成いたしましたのが、1947年4月3日のことでした。その歩みに対して米国南部バプテスト連盟の支援があったことも忘れてはなりません。そして米国は戦時中は「敵国」でありましたが、日本の伝道のために多くの宣教師の派遣や資金的な援助がなされました。現在は米国からの支援ではなく日本連盟だけで運営されています。
<日本バプテスト連盟加盟教会・伝道所等を覚えての祈り> 尼崎バプテスト教会。兵庫県尼崎市宮内町3-134にあります。阪神「出屋敷」から徒歩5分くらいでつくとても便利な場所にあります。場所は良いのですが、なかなか参加者が少なく苦労されています。今はよく知っている長尾牧師が就任されています。ぜひ近い方々や「阪神線」沿線にお住まいの方はこの教会に行ってほしいなと思います。祈りの課題は以下です。①讃美と祈りとみ言(ことば)の充実。②新来者、バプテスマ者が与えられる。③適切な教会財政が整えられる。牧師・長尾 知明