4/2 マタイ福音書27章32-44節 「血潮したたる、主のみかしら」
主イエスは刑場であるゴルゴタの丘に連れていかれます。ゴルゴタとは「されこうべ」「頭蓋骨」の意で、英語では「カルバリ」。そこで飲まされようとしたのが多少は鎮痛にもなる物質が入った苦いぶどう酒。そして両手首と足に太い釘が刺されます。ほとんどの人はその痛みで気を失います。この光景は詩編22編やイザヤ53章を思い起こすもので、ぜひ合わせてお読みください。「ユダヤ人の王」との罪状書き、「他人を救ったのに自分を救えない」との侮辱。しかし、皮肉なことにこれは真実でした。人を救うために生きたのに殺されるキリスト、真の王、愛と恵みによる王として立つべき者こそ、主イエスでした。受難日を覚え、御言葉を読み、新生讃美歌221番「血しおしたたる」の歌詞を読むか、静かに歌い、祈りの時を持ちましょう。
<日本バプテスト連盟加盟教会・伝道所等を覚えての祈り> 日本バプテスト連盟 浜甲子園教会。兵庫県西宮市浜甲子園3-5-23にあります。有名な「甲子園球場」の近くです。春の甲子園大会も行われておりました。神戸在住時代に行きたかったところに、この「甲子園球場」や「灘の酒蔵巡り」等がありますが、多忙な日々で結局は行けませんでした。さて、「浜甲子園教会」は住宅地の中にあり、とても解りづらいので、電話等で調べるのが一番。駐車場もあります。この教会は「信徒の教会」を目指し、教会で行う礼拝や礼典も信徒でやっていくという姿勢です。つまり、牧師がいなくては教会が成立しないわけではなく、信徒の方々で行うことも全く問題ありません。教会が自ら決めることです。しかし、信徒みなさんで礼典を含めて教会運営を行うのは、理想的ですが、なかなか難しい点があります。前牧師であって、その方向へと導いていった(もちろんそれは教会の合意があって行われたこと)森山牧師が、現在は「会員代表」となっています。やっぱり前牧師がいると何かのときには、前牧師が出動するのであり、森山前牧師がそこからいなくなった時からが真実のチャレンジが始まるのだと思います。とても関心をもって教会の歩みをみています。このシステムが本当にできていけば、これから牧師が少ない時代、それぞれの教会が規模が小さくなっている中で良き見本になると思います。祈りの課題は以下です。①会員全員参加の教会形成。②新型コロナ感染拡大の終息。③コロナ後の存立意義と活動の探求。信徒代表・森山一弘