3/12 マタイ福音書19章23-32節 「神だけができる救い」
29節は大変難しい。「わたしの名(=主の働き、栄光)のために家、父母…を捨てた者は…報いを受ける」。それはできないと思いますし、それが絶対条件なら、私は牧師を続けられません。この話の前に「金持ちが神の国に入るよりも、らくだが針の穴を通る方が易しい」と主が語り、「では誰も救われない」と反発する弟子に「それ(救い)は人間にできることではない、神は何でもできる」との文脈で答が見えます。「家や父母を捨てよ」、いや、主イエスは残される母を心配し、弟子に託しています。弟子も家族を大事にした姿が伝わってきます。「それらは人間にはできない」、福音は人間の力で得られるものではなく、ただ、主の恵みの業であることを伝えているのです。今日はU・Fさんのお誕生日おめでとうございます!
<日本バプテスト連盟加盟教会・伝道所等を覚えての祈り> 日本バプテスト連盟 高松常磐町キリスト教会。香川県高松市常磐町2-12-2にあります。この教会もフェイスブックで礼拝や聖書研究のお話などが公開しています。パイプオルガンが響く教会です。祈りの中に「聖徒」という言葉がでてきますが、バプテストではあまり「聖徒」とは使いません。「聖」とされるのは「神さまのみ」ができることであり、人がこの人々は「聖」それ以外の人は「聖でない」とは判断できないのです。ただ、神さまが愛してやまない民だとして「聖徒」ということもありますが、誰がその基準を設けるのかは問題です。もちろん聖書の中にキリスト者のことを「聖徒」と呼ぶ例はあります。祈りの課題は以下です。①教会の宝である高齢の聖徒の祝福。②来年度教会総会への備のために。③子どもたちの祝福と救い。牧師・梶井 義郎