3/1 ルカ福音書12章35-40節 「レントを過ごす日々」

 今年の教会暦では2月17日から「受難節(四旬節)」に入りました。初日を「灰の水曜日」と呼び、悔い改めの祈りを行い、その後イースターの前日まで続く期間は、主イエスが十字架と死に至る苦難の道を思い起こすのです。「四旬」というのは「四十(日)」という意味です。なお、日曜は主の復活を祝う日なので除外されています。伝統的にこの期間に断食や学び(バプテスマの準備等も含む)、祈り、慈善が推奨されますが、好物を絶って祈りの時を持つなどそれぞれ個人が思う方法で主イエスの受難を思い起こすのです。東日本大震災やコロナのことを覚え、祈りやできる事を考えるのも良いでしょう。今日の箇所はいつ主が来ても良いよう日々を整えることへの招きです。

<日本バプテスト連盟加盟教会・伝道所等を覚えての祈り> 八幡浜バプテスト教会。愛媛県八幡浜市広瀬2-2-12にあります。八幡浜は愛媛でも端っこで、漁業と農業(みかん等)の町です。神学生の時代に夏期奉仕で訪れたことがありますが、海がすごくきれいで、海岸から下を見れば、石鯛等が泳いでいるのが見えて、網ですくえるのではないかと感じるほどでした。一方で人口は減っている地区であり、この地域を最初に伝道された女性宣教師がいらっしゃったころとは随分状況が違っているでしょう。そのような地域で伝道される牧師夫妻と出会い、深く感動したことを今なお覚えています。祈りの課題は以下です。①礼拝参加者が祝され恵まれる教会。②信仰を継承し、主と共に生きる教会。③地域の人々が救われるための教会。牧師・榎本 謙二郎、副牧師・榎本 佐智子

2021年02月28日