2/20 ローマ書2章1-16節 「人を裁くことができるのか」
「人を裁く」ということ。「裁く」ことは善悪理非を定めることで、人間は人間を真に正しく裁くことはできません。「裁き」は神の領域です。なのに、人は自らのみを正しいとし、裁く権利を持っているように思うのです。「裁き」より神の愛と憐みが人を立ち直らせることができるのです。また、今日の箇所だけ読むと善行を積めば救われるという「行いによる救い」が書かれているように思いますが、ローマ書等の書簡は全体で読まなければその真意を見失います。ローマ書は「ただ信仰による救い」を高々と掲げている信仰書です。そしてここでは「異邦人は救われない」と力説するユダヤ人に対して、「神は人間を差別しない」ことの表明が大事で、その導入が2章にあります。
<日本バプテスト連盟加盟教会・伝道所等を覚えての祈り> 門司バプテスト教会。福岡県北九州市門司区老松町7-3にあります。1891年創立の歴史のある教会です。「幸幼稚園」を運営されています。祈りの課題は以下です。①教会に連なる人たちの健康の祝福。②幸(さいわい)幼稚園が神さまに守られるように。③教会を支える人が与えられますように。牧師・桐原 恩恵