2/9 イザヤ書26章1-21節 「苦難の中で主を待ち望め」
イザヤ(第一イザヤ)は紀元前8世紀、北王国の滅亡する中、同じく危機にあった南ユダで神の言葉を語った予言者。イザヤは危機の中で落ち着いて「聖なる神」に信頼することを語り、時には裸足でデモをしながら神に立ち帰る呼びかけをしました。今日の箇所でも「主に信頼すること」「死の世界がよみがえること」「主による解決」を待つことが記されています。気になったのは16節の「まじないを唱える」(新共同訳)。他の訳では「祈ってつぶやく」「うめきの声をあげる」です。「まじない」とは「神仏その他不可思議なものの威力を借りて、災いや病気などを起こしたり、また除いたりする術」。つまり「呻きのような祈り」という意味か?結論は出ませんが、そのようなうめきもまた喜びに変えられるのです。
<日本バプテスト連盟加盟教会・伝道所等を覚えての祈り> 八幡バプテスト教会。福岡県北九州市八幡西区岡田町2-14にあります。この教会はJR等で「黒崎」駅から徒歩7~8分程度です。「黒崎」という町はかつてはデパートや大規模な商店、商店街等がたくさんあった町です。先日、所用があり、黒崎の町を歩いたらびっくりしました。デパートや大規模商店もなくなり、商店街はシャッターばかり。歩いている人も少なく、かつての面影はありません。八幡バプテスト教会は1905年に設立した歴史ある教会です。まだ建物も昔のままで、まるで時代スリップした感じさえします。この教会の久保田牧師、北九州市は人口減少しているとはいえ、もともとは百万人都市。お働きが祝されることを祈っています。祈りの課題は以下です。①伝道のために。②災害被災地の復興のために。③福島の原発事故の収束のために。 牧師・久保田 理