4/22「恵みと平和を祈る」Ⅰコリント1章1-3節④

 パウロは挨拶のあと、祈りをはさみます。父なる神、それは旧約の時代から引き継がれる神の尊称。ただ、「父」という言葉とその言葉の持つ「概念」は変わってきています。「父」は「厳しさ」を表現するものでしたが、今は「優しい」「あんまり頼りにならない」というようなイメージがあったり、「父」は「自分を愛してくれる存在」ではなく、「自分を痛みつけ、苦しめる存在」として考える方もあります。本来は自分を守り支えてくれる存在ということです。ゆえに「父なる神」よりも「誠の神」等の言い方が現代では良いと思います。旧約聖書には神のことを「万軍の主」と言うことがありますが、「万軍」は軍事的な力のイメージがあるので、気を付けていくこと、「神」のイメージをより正しく理解していくための「翻訳」は必要です。「恵み」、それは神を表現するよい言葉。「恵み」は自分の力では得ることができないものです。自分の努力ではなく、神さまから与えられるギフト(賜物)です。「信仰」は自分の努力で「わかる」ことではなく、神から与えられる「恵み」を感謝して受け取ることからしか始まりません。神さまはあなたに「良き力」を必ず与えてくださいます。「平和」、自分を助け導いてくださる方があるとき、その心に「平和」が与えられます。「平和」を崩すのは、満ち足りず、人を羨み、何かを独占したい思いです。主イエスとの対話の中で平和が与えられ、そして、平和を学んだ者は、平和をつくりだすことへと導かれていくのです。パウロもまたここで他者のために祈ります。それは「平和」の心がなくしてはできないことなのです。今日はH・Sさんのお誕生日おめでとうございます。主の恵みが注がれますように。

<日本バプテスト連盟教会・伝道所等を覚えての祈り> 日本バプテスト連盟 南名古屋キリスト教会。名古屋市南区戸部町4-5-1にあります。伝統的に多くの牧師を輩出した教会、元気で伝道熱心な教会、いつも新たなチャレンジをしている教会というイメージがあります。牧師の山川明美さんと山川高平さんは親子です。明美さんのお子さん、山川哲平さんはキリスト教音楽の世界で活躍しておられます。祈りの課題にある「福音経済」という言葉ははじめて聞くような言葉ですが、福音宣教をしていくための経費がささげられるという意味だと思います。祈りの課題は以下です。①南名古屋派遣宣教師の働きのために。②地域伝道の前進。③福音経済の満たし。牧師:山川明美、山川高平

2020年04月20日