11/14 申命記8章1-11節 「『苦しみ』を考える」

 2節後半の「こうして主はあなたを試し…」は「あなたがたが謙そんになり、神様の命令にどうこたえるようになるか、はたして心から従うようになるかどうか試されたのです」との訳が良いです。またこの言葉は民と共に歩いたモーセの解釈であります。試みる(心見る)ために苦しみを与えるのが神様の思いではありません。自分の「苦しみ」とは一体何かということは、人により幅がありましょう。でも「苦しみ」は苦しみのまま終わりません。そのことを信じていきたいし、「苦しみ」が「感謝」や「成長」を促すこともあります。「苦しみ」は常に人間を成長させるとは限りません。しかし、苦しむことなく、人間は成長しないのです。

<日本バプテスト連盟加盟教会・伝道所等を覚えての祈り> 種子島バプテスト伝道所。鹿児島県熊毛郡中種子町納官1571-5にあります。種子島、といえば鉄砲伝来の地、そしてJAXAの宇宙ロケット発射場がある島です。かつて、25年位前でしょうか。宮崎にいる頃、南九州地方連合の伝道チームで行ったことがありますが、今でもその光景は心に残っています。鹿児島からフェリーに乗って、結構時間がかかりました。種子島教会はとても小さな教会です。そこで牧師が花を売ったり、牧師の妻は習字を教えたりしつつ、島にまさに「へばりついて」伝道している姿に感銘を受けました。もちろん、小さな島ですし、若い方々も少ないし、大体、人口も少なく、伝道が厳しい中に敢えて身を置いておられたのです。私たちは「映画会」を行い、チラシを配布して短い2泊ぐらいでしたが奉仕させていただきました。そのような様々な地域で日々、まさに、貧しくも伝道されている方々との出会いにより自分自身が育てられてきたのです。祈りの課題は以下です。①世界宣教への祈りと献金の継続ができますように。②牧師の後継者が一日も早く与えられますように。③牧師の健康が守られ、支えられますように。 牧師・沼田 俊昭

2020年11月12日