11/6 コヘレトの言葉9章1-14節 「神がお与えになった命」

 ここでは「命」が限りあるものとして肯定的に受け取ることを促しています。「純白の衣」は祭りの装いであり、気持ちを新たにするイメージです。「香油」も同じような意味。9節の「空しい」は、人の一生は短く、過ぎ去りやすい、との意味であり、それゆえに、愛する妻と楽しく過ごすことを大事にするのです。「妻」は多少意訳で本来は「女」のこと。しかし、ただ人生を享楽的に過ごすことだけを勧めているのではなく、10節にあるように、「何事でも手をつけたことを熱心にする」とあります。どんな働きでも働き自体は「尊い」ものです。掃除であれ、配達であれ、研究であれ、それぞれ深く、社会に必要な意味ある働きなのです(社会もきちんと評価すべきです)。

<日本バプテスト連盟加盟教会・伝道所等を覚えての祈り> 日本バプテスト連盟 人吉キリスト教会。熊本県人吉市五日町81にあります。人吉は。山の中ですが、川魚料理や温泉、焼酎で有名です。教会は古い町並みの中にあり、教会のすぐそばには公衆の温泉浴場があります。かつて南九州にいる時は、会議等のあとに、温泉に入って帰りました。先の大水害では教会は被害がありませんでしたが、周辺では大きな被害が出ました。自然の豊かな場所ですが、同時に自然の厳しさを思う場所です。被害を受けたところが復興できますように。祈りの課題は以下です。熊本豪雨の人吉・球磨(くま)の大水害で被災した兄弟姉妹のすべてが守られますように。牧師・永渕 一隆

2020年11月04日