11/3 ミカ書5章1-5節 「メシア預言」
預言者ミカは紀元前8世紀、北王国イスラエルが滅亡(紀元前721年)する中で、南王国ユダでイザヤ等と共に活動しました。「エフラタのベツレヘム」は同名の町と区別するためですが、もちろんダビデ王の出生地。その小さな氏族の中から救い主(=メシア=キリスト)が誕生するというメシア預言です。5章の後半を見れば、その姿は後のイエス・キリストとはかなり違いますが、ここで語られている、地上の人々が求めるメシア像と、この地を数百年後に歩んだ主イエスの違いこそが、主イエスによって語られる平和の福音として輝くのです。「小さな」氏族から「偉大」が出現する。これが逆説。故に主イエスの福音は「撃ち殺し、怒り、復讐」ではなく、「愛と恵みと平和」をもって世界を救うことなのです。
<日本バプテスト連盟加盟教会・伝道所等を覚えての祈り> 高鍋伝道所。宮崎県児湯郡高鍋町北高鍋3242にあります。高鍋というのは太平洋に面した宮崎県にあります。かつては高鍋にお城もありました。この町出身者として、有名?なのが、現、児湯教会牧師の徳渕先生、それから今井美樹など。「百年の孤独」という今はなかなか手に入らない焼酎の会社があるのも高鍋です。昨日記したように、神学校を卒業したての20代の私の最初の赴任地は児湯教会であり、住居は高鍋でした。教会員がもっておられた古い屋敷を借りて住んでいましたが、裏には牛小屋があり、庭には大きな梅の木があり、時期になると梅の落ちる音が響いていました。当時、2万人ほどの小さな町でした。小さな町ゆえに、顔なじみの方もできてきました。そして、不思議にも、高鍋町出身の方が、今、所沢教会のメンバーとしておいでになります。その方の義兄とも高鍋ではお付き合いがありました。高鍋教会は10号線から入ってすぐのところです。私がいた時代に、福岡の姪浜教会から伝道応援があり、高鍋教会の庭に十字架の塔をいっしょにたてました。今も見えるかしら。高鍋については書けば、きりがありませんのでここらで。祈りの課題は以下です。①コロナ感染が収束しますように。②20名の礼拝出席となりますように。③教会員の健康と祝福のために。牧師・児玉 一郎