4/15「信じられない者のために祈る」ヨハネ福音書20章24~29節
イエスの弟子たちは処刑されたイエスの関係者であることで逮捕を恐れ、家の鍵を閉め、閉じこもっています。もうひとつ、閉じこもった理由は裏切った自分たちは呪われるのではないかという思いです。その閉じられた世界、閉じられた心の中によみがえりの主イエスが、まるで普通に、いつものように入ってこられます。そして聖霊によって赦し(和解)の福音を伝えること、平和に生きることを教えるのです。しかし、トマスはその時いませんでした。その後、自分は復活など信じないと言い放ちます。それから一週間、他の弟子たちは、トマスのために祈ったでしょう。トマスが復活の主を信じることができるようにと。その祈りに応えて、主イエスがトマスに会われます。「証拠」を見なければ、と言っていたトマスはもはや証拠を必要とはしません。今の教会でも仲間に信仰が与えられることを祈っています。誰もが「自分は信じられない、もうやめたい」と思う時が起こるのです。その時、あなたのために祈る方がいます。そして主御自身が、み言葉を通して語ってくださるでしょう。「信じられない」と思う心を、私は大事にしたいのです。
<日本バプテスト連盟教会・伝道所等を覚えての祈り> 北山バプテスト教会。京都市北区上賀茂岩ヶ垣内町37にあります。でも、何より地下鉄の駅から上に上がったらすぐそこにある便利な教会です。「植物園」の真ん前になります。この教会で3月まで牧師をなされていた木原先生は、関西学院大学の働きを4月からなされているはずです。木原佳二先生は新約聖書神学を学び特に「ルカ福音書」の研究者として本も出されています。でもとっても謙虚で控えめな先生です。先生ご家族は家族ぐるみで親しくさせていただきました。ルカ福音書では「悔い改め」と訳される言葉、ギリシャ語では「メタノイア」、逆から読んだら「アイノタメ」ですが、その言葉はむしろ「方向転換」という積極的な意味なのですが、割とずれて理解されているのが残念です。木原先生は教会でも早くに「太陽光発電」を行うなど、社会や環境のことを日々、祈り、考えておられます。日本新約学会が東京で行われる時にでも、所沢教会でお話していただきたいなぁ、と思っております。4月から北山教会の牧師に就任されるのは「小櫻 信」という方で、西南学院大学神学部を出たばかりです。お父様も牧師をされていました。教会の祈りの課題は以下です。➀高齢者や病床にある方々のために。②こどもの安全・教育成長のために。③核と原子力からの脱却のために。牧師:木原佳二(3月末辞任予定)、小櫻 信(4月1日就任予定)