9/26 使徒言行録7章37-53節 「負の歴史に向き合うこと」

 ステファノの宣教はここで何度も取り上げています。ステファノはイスラエルの歴史(主にアブラハムと出エジプト記)を俯瞰し、歴史を共有します。その歴史とは神の言葉と導きに対しイスラエルの民は反抗し、預言者を殺してきた歴史です。しかし負の歴史を聞くことは愉快ではありません。できれば聞きたくな、忘れたいのです。それは私共も同じで、過ちや失敗したことを言われて良い思いはいたしません。でも、負の歴史、失敗の歴史に目を向けることが人間の進歩や成長につながるのです。そして預言者を殺した過去と、主イエスを殺した現在が重なった時、人々は罪を認識していないゆえ怒ります。負の歴史に向き合う時、怒るのか、それとも命の糧とするのか、いつも問われることです。

<日本バプテスト連盟加盟教会・伝道所等を覚えての祈り> 日本バプテスト連盟 中部地方バプテスト連合。①コロナ禍でも諸教会が守られるように。②新しい歩みに生きる教会のために。③協力と財政について祈りと協議を。会長・加藤英治(四日市教会牧師)

2020年09月26日