8/30 出エジプト記12章21-28節 「歴史に学び続けるため」

 その夜、エジプト中が叫びます。「撃つ」(ナガフ)は「疫病」と語源を共にする言葉で、感染病のように広がったのでしょう。もちろん、血を塗っていない場合はへブル人の家も災いが及びます。そしてこの時、やっとファラオはイスラエル人の解放に同意し、その知らせが伝えられ、慌てて、エジプトから出発していくのです。「負け」を認めることは指導者が能力無しとされますが、早い決断をすれば多くの民を救う役割も果たせるのです。それは敗戦を認めた七五年前の日本と同じ。誰のための政治なのか、政治家は国民を守る代表であることを常に意識すべきです。8月は特に戦争に思い巡らせる時でした。さて私どもは歴史から学ぶことができているのでしょうか?

<日本バプテスト連盟加盟教会・伝道所等を覚えての祈り> 学校法人「西南女学院」。福岡県北九州市小倉にあるバプテストの精神でたてられたミッションスクールです。西南女学院大学には「保健福祉学部」(看護学科、福祉学科、栄養学科)、「人文学部」(英語学科、観光文化学科)、「助産別科」があり、短期大学部には「保育科」があります。またシオン山幼稚園、西南女学院中学校・高等学校で構成されています。北九州では女子教育の名門でしたが、北九州市の産業地盤の変化と共に苦戦しているようです。ぜひこのすてきな学校で学んでいただきたいと思います。私も昔、何度かチャペルでお話させていただきました。祈りの課題は以下です。①入信者が与えられますように。②百周年記念と募金事業のために。③地域の諸教会が祝されるように。院長・田中綜二、キリスト教センター長・東彩子

2020年08月25日