9/28 出エジプト記11章1-11節 「犠牲が生まれない世界を」

 イスラエルの民解放を願うモーセらに対してファラオは耳を貸しません。いわゆる「十災」を通して交渉しますが、ファラオの態度は変わらず、ついに最後の災いが始まります。この箇所は読むに堪えがたいとも感じる箇所です。まずは「どうして幼い命が奪われるのか」との問いが生まれましょう。他の方法はなかったのか、と感じます。しかし、一方ではファラオはイスラエルの民の尊厳を奪い、命を脅かし、子どもを殺したのですから「目には目」との考えもできます。また、ファラオは何度も危機を教えられながら頑なに解放しなかったことがより大きな災害を招くことでもあります。旧約の限界と主イエスの到来を願う箇所です。

<日本バプテスト連盟加盟教会・伝道所等を覚えての祈り> 連盟「靖国神社問題特別委員会」。連盟理事会のもとに設置されている特別委員会の一つです。靖国神社はその成立と現在に至る立場は民主主義国家として課題が多いものです。いわゆる「戦犯」が合祀されており、このことで今は天皇も参拝をやめています。一方政治家の「公式参拝」が過去の侵略行為を肯定するものとして批判を受けています。また、「公式参拝」は特定の宗教団体に対して公金を支出してはならないとの憲法を否定することになります。その他、本人や家族の意思で合肥を拒否できない、とか、合祀されているのは軍人のみであること、そこにおける課題など問題ばかりです。祈りの課題は以下です。①「信教の自由・政教分離」の確立のために。②「即位の礼・大嘗祭」違憲訴訟の支援。③憲法改悪(緊急事態条項他)阻止。委員長・ 平良 仁志(堺教会牧師) 

2020年08月25日